■第5回 ピア(2012年11月10日)


リーズナブルな価格のウィグで患者のQOLを守る

 抗がん剤で脱毛してしまったがん患者にとって、いつまで使うかわからないかつらにとって、TVCMで見るウィグ(かつら)は、べらぼうに高く、手が出せない。

 すると、入院している病院から外出して、自由に暮らしを満喫する自由さえ奪われたまま、死んでしまうかもしれない。

 株式会社peer(ピア)では、安いウィグと装着相談を提供し、医療が提供できずにいる「外出の自由」や「地域における包括的な患者支援」を続け、2009年に経産省ソーシャルビジネス55選に選出されました。

 「利益第一はご遠慮ください」というフレーズを掲げても静岡県浜松市の本拠地から全国17の美容室・病院からの提携に応え、販路を広げてきたピアの代表・佐藤真琴氏の実践する事業活動を、佐藤氏自身が講義しました。

Video streaming by Ustream(※ピア代表・佐藤真琴さんの講義。この動画は、予告無く削除する場合があります)

 もっとも、このゼミは、中継(午後2時30分~3時15分)の終了後からが本番
 通信添削で空手が上手くなった人がいないように、ネットや本を読んでるだけでは社会起業は始まりません。

 講義の後は、講義で得た知恵をどう応用できるのかを受講生の質問によってシェアしました。
 午後4時15分からは、「マスメディアに取材される技術」では、「取材されるために必要な報道価値の3条件」について、メディアでの仕事をフローをふまえて説明しました。

 午後5時からは、受講生による事業プレゼン・タイム
 児童養護施設に勤務する受講生から、施設で暮らすことになった中高生に対してどういう支援が必要かについて話し合いが設けられました。

 次回(第6回11月17日)のゼミは、障碍を価値として当事者視点でバリアフリーを進めるをテーマに、大阪から自身も車椅子の利用者である株式会社ミライロの社長・垣内氏が登壇します。

 身体に障碍を持っているからこそわかる公共施設や移動場所の不便と具体的な改善策を指摘し、ユニバーサルデザイン接遇研修を提供することで、依頼主に対して高齢者・障碍者を含めて3000万人という潜在市場から新たな集客UPにつなげる。

 車椅子の利用者として13のビジネスプランコンテストで入賞した社長が率いる、社員の半数が障碍者の会社の事業戦略とは。

 大阪の社会起業家から直接指導が受けられる、めったにない貴重なチャンスです!

 福祉や障碍者の雇用、ユニバーサルデザインを仕事にしている方はもちろん、潜在市場を刺激して売上を伸ばしたい経営者の方は、ぜひ受講してみてください。

 広報戦略では、メディアの基礎知識(5) メディア・マッチング(媒体特性を知る)を講義。

 このゼミは、既に受講の予約を受け付けています。

 23区内在住者なら、Ustreamの生中継を見てから、予約なしで途中参加もできます。
 都内近郊の方は、Yahoo!路線検索で千駄ヶ谷駅までの時間を確認してみてください。

 途中参加でも受講料は変わりません。
 ゼミ終了後に毎回行われるカフェ・ミーティングも、多様な人材と交流ができて有益です。
(※カフェ・ミーティングにのみ参加することはできません)


 車椅子利用者・障がい者・60歳以上・外国人の方は、予約不要・当日精算で3000円
 大学生・短大生・専門学校の学生は、学生証を提示すれば、当日精算で3500円


 予約不要・当日精算で1回3000円で受講できる割引チラシをダウンロードできるようになりました(※学割やチラシ割引は期間限定ですので、予告なく終了します。受講予約はお早めに)。

 同行者の人数・受講の回数・事前振込でも割引になりますが、レギュラー生が一番安いです。


 東京・千葉・神奈川・埼玉以外の地方からの受講者は、予約不要・当日精算で2500円
 (青森や山形から駆けつける受講生の方もいます。上京の際は、お立ち寄りください)


 都心の方でも、事前振込や同行者の人数、受講の頻度で割引になります。 

 なお、このゼミは、毎回、予約先着で限定30名しか受講できません。
 関心のある方は、「ゼミ日程と各回の内容」を確認の上、お早めに受講予約を。


 受講者特典として、受講期間中は、ゼミ主宰者の今一生に、ソーシャルビジネスの事業計画をメールとSkype(インターネット無料通話ソフト)で何度でも相談できます。



(※ピア社長・佐藤真琴氏の講義の様子)

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